オメガアンティークはなぜ安い?理由とおすすめモデルを紹介
ハイブランドの腕時計は、ファンションアイテムとして人気です。
その中でもアンティークものは希少価値が加わることがあり、新品よりも高いことがあります。
一方オメガは押しも押されぬ高級ブランドですが、アンティークについては比較的リーズナブルに入手できるものが多いですね。
本記事ではオメガのアンティークについて取り上げます。
安価な理由やおすすめのモデルについて解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
オメガアンティークはなぜ安いの?3つの理由を解説
世界的に有名なスイスの時計ブランド、オメガ。
その歴史は1848年までさかのぼり、「シーマスター」「スピードマスター」などの人気シリーズを数多く発表しています。
そのオメガのアンティーク時計が安いのは(とは言っても数万~数十万しますが)、いったいなぜなのでしょう。
①流通しているアンティーク品が多い
オメガのアンティーク品が入手しやすい大きな理由のひとつは、市場に流通している数が多いことです。
大量生産モデルが多い一方それらが高品質で長持ちするため、他のブランドと比較して希少性が薄いケースが多いと言えます。
もちろんオメガの限定モデルも色々発売されていますが、基本的にはマーケットへ多くの製品を供給することがオメガのスタンスなのです。
またオメガと言えば誰でも知っている高級品なので、中古品が廃棄されることなく市場に出回りやすいことも流通量の豊富さにつながっています。
②品質が安定しているため中古でも長く愛用できる
前項でも触れたように、オメガの時計は高品質で長持ちします。
なにしろアポロ計画で使用され月面で利用された最初の時計ブランド「オメガ」、その耐久性は折り紙付きです。
アンティーク品の中には時計としての性能が劣化しているものも存在しますが、オメガの腕時計についてはその点の心配がほとんどありません。
「新品より安価だけれど、品質には問題ない」という価格対比のお値打ち感も、「安い」という印象につながっています。
③新品と比較してアンティークは数万円から購入できる
高級腕時計のアンティーク品は、新品より高い値段で取引されることも多いです。
オメガの場合も、モデルによっては価格が高騰しているものがあります。
ただし全体的な傾向としては、新品でない分減価となるものが比較的多いのが特徴と言えるでしょう。
たとえばオメガの人気シリーズである「シーマスター」は、現行モデルの新品がおおむね60~70万円するのに対し、アンティークだと10~20万円で購入できるものがあります。
中には数万円という場合もあるので、掘り出し物を探してみるのも楽しいでしょう。
オメガアンティークのおすすめモデル7選
では実際にオメガにはどんなアンティークがあるのか、ご紹介していきます。
先述の通りオメガには大量生産モデルが多いですが、どれも素晴らしい機能美をそなえておりおすすめです。
フライトマスター Ref.ST145.013
価格 | 698,000円(税込) |
ケース径 | 43mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 手巻き |
生産期間2年の希少モデル
航空関係者向けに作られた、オメガの廃盤シリーズ「フライトマスター」。
機内での視認性を高めるため、針がポップでカラフルな配色になっています。
「これは時計なの?」と思ってしまうほど、時計以外の計器にも見える丸みを帯びた独特のデザインは、抜群の存在感です。
そんなフライトマスターは1969年~1977年に販売されましたが、現在では製造されていません。
特にこちらのモデルは、生産期間がわずか2年という希少性の高い一本になっています。
オメガ コンステレーション コーアクシャル
価格 | 478,000円(税込) |
ケース径 | 41mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 自動巻き |
実用性も高い高級時計の代名詞
6時の位置の星マークが特徴で、英語で「星座」を意味するコンストレーションは、1960年代における高級時計の代名詞。
こちらのモデルでは、シルクエンボス加工を施したグレーカラーの文字盤が、どんな服装にもマッチする落ち着いた深みを持っています。
文字盤とベルト表面にはシルク柄のパターン模様が施され、細部まで手を抜かないブランドのこだわりが感じられるデザインです。
クォーツ式のモデルもありますが、こちらは自動巻き式。
パワーリザーブ(最長駆動時間)は60時間で、実用性も極めて高いウォッチです。
オメガ コンステレーション クロノメーター チューラーRef.168.004/14
価格 | 488,000円(税込) |
ケース径 | 34mm |
素材 | 18Kホワイトゴールド |
駆動方式 | 自動巻き |
希少なWネームモデル
チューラーはスイスの老舗宝飾ブランドで、こちらはそのチューラーとオメガがコラボレーションしたモデルです。
オメガとチューラーのダブルネームモデルはいくつか知られていますが、K18ホワイトゴールド製のものは希少となっています。
一見シンプルながら隙のないそのデザインはコレクターからの人気も高く、どんなシーンにも似合う汎用性が魅力です。
またクロノメーターを名乗るだけに、COSC(スイス公認クロノメーター検定協会)の厳しい規格を充足しています。
まさに名品という言葉がぴったりのアイテムです。
オメガ ダーティダース Re.2892-1 SC
価格 | 128,000円(税込) |
ケース径 | 34mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 手巻き |
アンティーク感あるミリタリーウォッチ
ダーティダースは、オメガがイギリス陸軍に供給したミリタリーウォッチ。
6時の位置に描かれた三又の「ブロードアロー」マークは、イギリス政府所有の官給品であることを示しています。
マットブラックの文字盤に配置されたインデックスのレタリングが、アンティーク感があってとてもおしゃれです。
ミリタリーウォッチと言っても、無骨・豪快といった印象を全く与えません。
ダーティダースには12のモデルがありますが、コンプリートを目指すコレクターもいるほど独特の魅力があります。
オメガ シーマスター デイト Ref.166.067
価格 | 87,780円(税込) |
ケース径 | 36mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 自動巻き |
日常使用にも適したほどよいこなれ感
オメガを代表するフラッグシップモデルのひとつ、「シーマスター」。
その名の通り防水性を備えたシリーズですが、日常防止レベルから本格的なダイバーズウォッチまでバリエーションは様々です。
有名なスパイ映画の主人公も、しばしばシーマスターを着用していました。
こちらのモデルはオーソドックスな顔つきながら、オメガならではの安定感を漂わせています。
ビンテージならではのほどよいこなれ感が、日常使用にも適したスポーツウォッチです。
オメガ コンステレーション クロノメーター ST168.0056
価格 | 132,000円(税込) |
ケース径 | 36mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 自動巻き |
上品なレトロ感
オメガで人気の「コンステレーション」の中でも、特に上品なレトロ感を備えたモデル。
少しぼってりしたケースのフォルムには何とも言えない温かみがあり、手首にしっくりフィットします。
すっきりとした見た目で高級感を匂わせる、文字盤に配置されたバータイプのインデックス。
さらに五連ブレスレットが、確かな存在感を主張しています。
決して奇をてらわず、世代を超えて受け継がれるのも納得な時計です。
オメガ シーマスター Ref.166.002
価格 | 100,960円(税込) |
ケース径 | 41mm |
素材 | ステンレススチール |
駆動方式 | 自動巻き |
シンプルながら美しい気品
オメガの代表的スポーツウォッチ「シーマスター」ですが、こちらは非防水です。
それもそのはず、このモデルは1960年代の製造で、まさにビンテージ品。
大きく見やすい文字盤は、シンプルながら美しい気品を漂わせています。
シーマスターには多数のモデルが存在しますが、このRef.166.002は後年のダイバーズウォッチなどと比較すると、だいぶスッキリしている印象です。
とは言えそこはオメガ、12時の位置に配置された定番のΩマークは昔も今も変わらずに輝いています。
オメガアンティークが安い理由は安定した流通量と高い品質
以上で本記事を終わります。
オメガは有名なハイブランドですが、アンティーク品は比較的入手しやすい価格になっています。
それは市場への流通量が豊富で安定していることと、品質が高く壊れにくいため希少性が相対的に低いことが理由です。
決して時計としての価値や評価が低いわけではありませんので、オメガアンティークの中からお気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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