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腕時計に使われる部品を一覧で紹介!部品の名称から役割まで解説!

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腕時計に使われる部品を一覧で紹介

腕時計に使われている部品は多く、聞いたことはあるけど詳しくは知らない部品も多いものです。
部品の名前や役割を知っていると、購入するときや店員さんに相談するときに便利です。
また修理店にメンテナンスを依頼するとき、部品の名前を知っていると説明が理解しやすくなるメリットもあります。
この記事では腕時計に使われている部品の名称や役割を一挙ご紹介、ぜひ参考にしてください。

腕時計に使われる部品を一覧で紹介

それでは腕時計に使われている部品をひとつずつ見てみましょう!

①ダイヤル・文字盤

針やインデックス、サブダイヤルなどを配置している腕時計の顔とも呼べる部分が文字盤(ダイヤル)です。
高級腕時計の腕時計は金属製のベースプレートで作られていることが多く、ギョーシェ彫りなど繊細な彫刻を施すこともあります。
文字盤は腕時計の顔なので、デザインの印象を決める重要なポイントです。
真珠貝を使ったマザーオブパール、塗料を何層もぬり重ねて独特の奥行きを表現したラッカー手法など、文字盤に施される装飾は幅広いです。

②インダイヤル

インダイヤルとは、文字盤の中に配置された小さいダイヤルを指します。
インダイヤルで表示するものは、日付や月表示、パワーリザーブの残り時間、クロノグラフ用の12時間計など様々なものがあります。
インダイヤルがあることで、時刻以外の複数の情報を表示できるのが大きな特徴です。
しかしインダイヤルが多すぎると視認性を妨げることもあります。
またインダイヤルが多い腕時計は機構が複雑なものが多く、修理が困難かつ修理代が高くかかることがあります。

③風防・ガラス

風防とは腕時計の文字盤を保護する役目を持つガラスのカバーです。
ガラス製風防がメジャーではなかった時代にはプラスチックが使われており、割れにくいようにドーム型に加工されていました。
そのためヴィンテージの風合いを出すために、あえてドーム型かつプラスチック製の風防を採用しているモデルもあります。
現在では、高級時計には非常に硬度の高いサファイヤクリスタル、廉価な腕時計にはミネラルガラスが採用されているのが一般的です。

④ケース

腕時計のケースとは、ムーブメントや文字盤を納める容器のことです。
高級腕時計ではステンレスやプラチナ、ゴールドなどの貴金属、廉価な腕時計ではレジンや真鍮などさまざまな素材が使われています。
ケースの形状は丸形が一般的ですが、樽状のトノー型、縦細長い長方形のレクタンギュラー型など形状も多様です。
ケースは腕時計の心臓であるムーブメントを守るものなので、強度が重要です。
近年はセラミックなどの新素材も登場しており、ケースの素材も腕時計の注目ポイントです。

⑤ベゼル

ベゼルは「額縁」を意味し、文字盤の外枠のことです。
ケースと風防、文字盤を固定させるために用いる部品で、デザインもいろいろあります。
ベゼルは腕時計のデザインや見た目の印象も左右する部分です。
装飾のないスムースベゼルが一般的ですが、ギザギザとした形状のものや宝石などの装飾を施したものもあります。
また、クロノグラフやダイバーズウォッチ、パイロットウォッチなどには計算用の尺やメーターが書かれています。

⑥ラグ

腕時計のラグとは時計本体とベルトを繋ぐ部分のことを言います。
日本の時計屋では「足」と呼ばれることもあります。
ラグの形状は、腕時計の印象を左右するポイントです。
ケースとラグが完全に一体化していると重厚で男らしい雰囲気があり、逆にラグが細く曲線的だと女性らしい印象を与えます。
また、ベルト交換をする時には、ラグの幅と一致するベルトを選ぶことが大切です。
ラグ幅を知っていれば、素材違いのベルトを付け替えられるので、気分に合わせてベルト交換が楽しめます。

⑦バンド

バンドはベルト、ストラップ、ブレスとも呼ばれる腕時計を腕に固定させる部分のことを言います。
バンドの色や素材も腕時計のデザインを決めるポイントで、シルバーの金属製が一般的ですがレザー、ナイロン、ラバーなど非常に幅広いです。
バンドはバネ棒と呼ばれる部品で固定されていることが多く、専用の道具でバネ棒を外すことで新しいものが交換できます。
近年は道具なしで素人でもバンド交換できるタイプも増えてきています。

⑧フラッシュフィット

フラッシュフィットは、ケースとバンドを繋ぐ部位で、弓カン、エンドピースとも呼ばれています。
ラグはバンドの両端を固定するのに対し、フラッシュフィットはバンドの中央から伸びているのが特徴です。
このフラッシュフィットがあることでバンドのグラつきが減り、ケースに固定しやすくなります。
主にロレックスの旧モデルにプレートを曲げた分離型のフラッシュフィットが使われていました。
現在ではフラッシュフィットはバンドと一体化しており、より強度が高くなったバンドが使われています。

⑨竜頭(リューズ)

リューズは腕時計の操作をするための突起のことで、ケースの右側についていることが一般的です。
モデルによっては0時位置にあったり、右手に腕時計を着用する人用に左側にリューズがある場合もあります。
また手巻き腕時計の場合は、ゼンマイを巻く役割を持つのがこのリューズです。
リューズは直接ムーブメントに作用する部品なので、操作するときに中に水や空気が入ってしまうことがあります。
操作するとき以外はリューズをしっかり押し込み、無駄に操作せずに使うことが大切です。

⑩プッシュボタン

リューズ以外でケースの外にあるボタンを、プッシュボタンと言います。
主にクロノグラフに設けられており、カレンダー調節のために搭載されることもあります。
リューズと同じく、操作するときに水や空気をあまり入れないようにするのが大切です。
しかし近年ではパッキンがついていたり、ねじ込み式ボタンが一般的になっており防水性も向上しています。

⑪バックル

バックルは尾錠とも呼ばれ、バンドを腕に固定するための部品を指します。
レザーバンドやラバーバンドの場合、バックルは尾錠枠と突棒で形成されていることが多いです。
ほとんどがワンタッチで簡単に開くタイプですが、ダイバーズウォッチなどスポーツモデルは外れにくいよう二重ロック式のものが豊富です。

⑫中留め・クラスプ

中留めはクラスプとも呼び、バックルの一部で留め金を意味しています。
メタルバンドの長さ調整にも使われる部位で、バネ棒と呼ばれる小さな部品を使ってバンドを固定する役割があります。
また近年の高級腕時計では、このクラスプのサイズ調整用の穴を見せない意匠のものもあります。

⑬針

針は、腕時計の時刻を差す部位です。
針は視認性と見た目の印象を変える重要な部位で、現在は15種類ほどのバリエーションがあります。
棒状のバー型針が一般的ですが、優美な印象を与えるリーフ型やブレゲ針、ミリタリーウォッチに多いペンシルやコブラなど腕時計のコンセプトに合わせて形状を変えています。

腕時計に使われる部品の一覧表

ダイヤル・文字盤 針、インデックスなどを配置している部分
インダイヤル 文字盤の中に配置された小さいダイヤル
風防・ガラス 腕時計の文字盤を保護するカバー
ケース ムーブメントや文字盤を納める容器
ベゼル 文字盤の外枠のこと
ラグ 時計本体とベルトを繋ぐ部分
バンド 腕時計を腕に固定させる部分
フラッシュフィット ケースとバンドを繋ぐ部位
竜頭(リューズ) 腕時計の操作をするための突起
プッシュボタン リューズ以外でケースの外にあるボタン
バックル バンドを腕に固定するための部品
中留め・クラスプ バックルの留め金
腕時計の時刻を差す部位

腕時計に使われる部品は一覧表を使って覚えよう!

腕時計に使われる部品は数多く、今回はケースなど外観部分に使われる部品をご紹介しました。
腕時計の中にあるムーブメントの部品はさらに数が多いですが、外観部分の部品を覚えておくだけで腕時計選びの参考になります。
今回掲載した一覧表を使って、部品の名前を少しずつ覚えておきましょう。

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